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LTFFRを目指して


天文小話 第二回



 前文省略

テーマ「赤ちゃんはどこからくるの?」














流石に嘘ですよ?
これについてはパンスペルミア説(ここ、テストに出ます。QMAとか)に絡めてまた今度、きっと

テーマ「ベテルギウスは爆発するの?」



 皆さんも一度は聞いたことあるはず、オリオン座のα星(その星座の中で一番明るい星のこと。ちなみにβ星はリゲル。学校ではこの二つのセットで習った筈)、ベテルギウスが爆発して地球が危ないかもしれないと
テレビでも度々取り上げられていましたね
企画元の掲示板でも「なんかもうすぐ爆発するんだろ?」ということは分かっていてもそれ以上は何も知らないと言った書き込みをよく見かけます
そういうこともあって今回リクエストに応じまして具体的にいつ爆発するのか、どう爆発するのか、爆発したらどうなるか、について参考にして頂ければ有難いです



 まずベテルギウスが爆発するって根本的にどういうこっちゃということから
それは前回説明致しました超新星爆発を起こすということです

え、超新星爆発したらブラックホールになるんじゃなかった?やべえ!?

まあ、その通りなのですが



 現在ベテルギウスは赤色超巨星という状態にあります
赤色超巨星というのは簡単に言えば太陽の何倍もの質量を持った恒星ですね
ちょーでっかい
以上
検索をかけてみれば簡単に画像が出てくると思います
確か太陽と同じ位置に置いたら火星か木星のあたりまで届くとか
ごめんなさい、リンクは張りましたが詳しく見てないのでうろ覚えの記憶で



 赤色超巨星であるということは星の核融合が進んで行く過程(進化)において終盤の方
もうじき寿命を迎える状態にあります
この辺はヘルツシュプルング・ラッセル図という恒星の温度と(絶対)等級で恒星を散布図に並べてみたら綺麗に並んだよっていう図で詳しく見ることが出来ます
一般にこのヘルツシュプルング・ラッセル図における主系列星にそって進化を続け、赤色巨星となったものは白色矮星となって星の活動を止めます
しかし太陽の約8倍以上の質量を持つ恒星はさらに活動を続け、やがて超新星爆発を起こします
これがベテルギウスに近い将来起こる未来です



 超新星爆発についてはおおかた前回の記事で説明をしたと思いますが今回はある意味超新星爆発自体がテーマなのでもうちょっと補足しておきましょう
前回の記事を見なおしたところ超新星爆発で衝撃波が飛ぶことについては説明したようですね、私
もうノリと書き貯めで書いてるから記憶が曖昧☆
星の物質が衝撃波として飛ぶのは事実ですがそれが影響をしてくるのは極々近い、同じ恒星系に所属する星程度なものでしょう
では、何が問題なのかというと爆発におけるガンマ線の放出です
超新星爆発という分野では一般にガンマ線バーストと呼ばれています
か、かっこいい……
といっても日本語に直すとそのまんまなんですけどね
このガンマ線バーストは超新星爆発の特徴の一つとして挙げられ、これを観測して新たな超新星を探すという研究が行われています
ガンマ線はここ最近話題になりがちな放射線の一種であり、三種類のうちでもっとも透過性が高いものです
ガンマ線の正体は光と同じく電磁波であるため、レンジの広いCCDカメラを用いたアマチュア天文家による研究、観測も盛んです

 少し長い補足でした
ベテルギウスが超新星爆発を起こした際、地球にそのガンマ線バーストによる放射線の被害はないのか
これは殆ど無いと言われています
実際にガンマ線バーストにより影響を受けるのはその放出元から数十光年(一光年で約9.5兆km)の範囲だと言われています
ベテルギウスは地球から640光年の距離にありますので殆ど心配は無さそうですね
ちなみに数年前(よく数えてみたらもう十年前近く……)日本人でノーベル物理学賞を受賞した小柴 昌俊氏はこの超新星爆発の際に放出されたニュートリノをスーパーカミオカンデという大規模な観測装置(中身は大量の純水と高感度センサー)で観測した功績により受賞しました
実はアメリカの大学(どこだったかは失念してしまった、申し訳ない)でも同じ超新星爆発が観測されており、この成果が小柴氏の功績だと認められるのはタッチの差だったという逸話があります
研究においてこういったことはよくある事でして、大学の先生にも研究をするときは必ず日記を付けようと教える方がよくいらっしゃいますね
電話機の特許権も本当にタッチの差であったという話もありますね
こちらは確か示談である程度貰う物は貰えたそうですが

 ガンマ線バーストでは上に書きましたガンマ線だけではなく、大量の光(可視光)、X線が数日にわたって観測されます
これは古典にある程度興味のある方は御存じでしょう
小倉百人一首の選者として有名な藤原定家の日記「明月記」にもこの事についての記述があります
また、天文学者として今日への基礎を築いたティコ・ブラーエ、ヨハネス・ケプラーの両名も超新星についての観測記録を残しています
こちらは数カ月に及んで観測されたとか
ベテルギウスの大きさや距離から、もし超新星爆発を起こした際はこの比にならない明るさだろうと言われています
夜なんてなかった



 気が付いたら順番が前後してしまいました
肝心のいつ爆発するかについて書いていませんでしたね
恐らく最近になってベテルギウスが爆発するのではないかとマスメディアで取り上げられるようになったのはNASAによるベテルギウス観測の報告が原因でしょう
その内容は「ベテルギウスが急速な勢いで収縮している」というもの
確かにこれは爆発の前兆として認められるものかもしれません
しかしこれに関しましてはだからといって数年以内に爆発すると言えるものではありません
天文学的数値という言葉にある通り天文学で扱う数値は身近に見られる数値から比べるととても大きな数値となります
なので近いのは確かですがそれは百万年後以内であろうということしか言えません
地震よりも予測不可能です
NASAの主な仕事として地球に衝突しそうな彗星の軌道調査というものがありますがこれに関してはそんなことは言えないと思います
これを読んで下さった皆様にもまだ不安に思われる方もいるでしょう
そりゃ百万年後かもしれないし皆さんが心待ちにしているであろう日曜朝8時半前に起こってしまうかもしれません
そんな皆様にかつて私が師匠より頂いた言葉を送りましょう












「起こるものは起こる」



はい真理

以上でした

そういえば記事書いていて思い出したのですが梅雨の内に行きたいなと思っていた鎌倉の明月院に行き忘れてしまいました
仕方ないので夏に鎌倉めぐりをしたいと思います
いつも思うのですが何故皆様北鎌倉はさらっと見て行くだけなのでしょう
こちらにも見所はかなり多い、同行者さえいなければいつまでも過ごせそうです
でも鶴岡八幡宮の宝物殿もいつまでも過ごせる気がします
これは二、三日必要そうだ……

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