ゲーセン探訪記 第三回
一向にプレアンまで行ける気がしないピッサです
今回はちょっと予定を変更して紹介して行きたいと思います
Fate/unlimited codes

まさかまだ稼働しているお店があろうとは……
不本意ながらながらこれに尽きます
このゲームは2008年からカプコンにより製作された対戦格闘ゲームであり、その名の通り有限会社ノーツのブランド、type-moonから発売されたゲーム「Fate/stay night」を原作としています
また、登場キャラクターに関してはファンディスクである「Fate/hollow ataraxia」、家庭用版では外伝となる「Fate/zero」のキャラクターも参戦しています
このゲームの何よりの特徴は原作へのリスペクトデュエルですね
流石に日常の象徴である生徒会長や陸上部三人娘は登場はしませんがそれ以外の戦争関係者は殆ど登場します
真アサシン?葛木先生?たいコロの扱い良かったからいいんじゃないの?
更には特定キャラクター同士による技の特別演出が一つや二つ等では無い
原作並びにファンディスクの迷?シーンのミニゲームが作られている(なんと家庭用のみではなくアーケードにすらある)
細かいところではゲーム内のゲージ変動量にもネタバレになるのであまり言えませんがそのキャラクターの原作設定が考慮されている等
数多くの要素が詰め込まれています
極め付けはアーケードモードのキャラクターストーリーです
ほぼ全てのキャラクターのストーリーがそれぞれ主人公として違和感無く描かれており、エンディングも内容、イラスト含め素晴らしいという一言に尽きます
カプコンは以前にもマーブル、ジョジョ、タツノコプロ等のメディアミックスによる格闘ゲームを作製していますがいずれも高評価を受けており、当作品もこの評価に値するものであると私は思います
では何故ゲームセンターから瞬く間に消えていったのか
答えもこれたま一言
ゲームバランスの崩壊に尽きます
このゲームの何がそんなに酷かったのか
この辺は正直私が解説するよりも某wikiを参照して頂ければ幸いであると存じます
私がプレイしていた感想から言いますと
まずコンボが長い上に難しい
上級者同士の対決では一度攻撃が入れば30秒は浮き放しなことがありえるという最初の牽制次第で勝負が決まりかねないじゃんけんゲーと化していましたつまりFate/EXTRAの先取りだったのか!
更には製作側の手抜きといった訳では決して無いのでしょうがどうしようもないキャラクターの性能差が存在していました
私はそれ程ゲーセンに通って対戦ということはしていなかったので上級とされていたキャラクターについてはあまり実感が湧かなったのですが良い扱いを受けなかったとされるキャラクターについては色々と述べたい事がありました
例えばアサシンのサーヴァント、佐々木小次郎

侍のキャラクターであり、性能としてはかつてSNKから発売されたサムライスピリッツのような大技を当てて行く高火力タイプです
ゲージ技も決まるとかなり優位に闘いを進めることが出来ました
今で言うブレイブルーのズェアさんのようなキャラクターですね
性格的には真逆でしょうが
では何が問題なのかと言うと
とにかく技の発生が遅すぎる
ズェアさんも遅いぞ!と仰られるからもいらっしゃるとは思いますが彼はその点を豊富な受け身技でカバーする事が出来ますし何よりゲージは待っているだけで溜まる
このゲームではいかに初撃からコンボを繋いでゲージを溜めるかが重要になってくるためこれはかなり致命的
更に言うと同じくらいの間合いで技の発生が速いというどうしようもない相性を持つキャラクターが存在することです
他のキャラクターにしても発生差については言えてしまいますし遠距離攻撃からコンボを続けられるキャラクターも少なくないのが弱いと言われる要因ですね
アサシンの存在自体がロマンなのではないかとつくづく思います
一応原作設定では敏捷(素早さのステータス)が全サーヴァントの中でもトップクラスの筈なのですが……
格ゲーとしての問題点は数多くありながらキャラゲーとしては最高峰と言っても良い出来上がりであったこの「Fate/unlimited code」
皆さん遊ぶならば是非家庭用版をどうぞ
アーケードは、まずい……